ハワイの現在(渡航・入国情報と物価・治安など)

2023年5月12日以降、アメリカへの入国に際し、新型コロナウイルス感染症に関する手続きは廃止されました。日本帰国(日本入国)も同様です。

ちなみに、日本のデジタル庁によるオンラインの「Visit Japan Web」は、以前は日本への入国・帰国の際に感染症の検疫で必要でしたが、2023年5月8日以降はその利用は任意となりました。

上記期日以降の「Visit Japan Web」では、「入国審査」と「税関申告」の機能を引き続き利用することができます。日本国籍の方は「入国審査」はありませんので、「Visit Japan Web」を使うのは、税関申告時のみになります。紙で申請する場合、「Visit Japan Web」の登録は不要です。

2023年 アフターコロナのハワイ観光新常識

パンデミック以降、世界では様々なことが変容しましたが、ハワイも例外ではありません。以下に大きく変わった点をまとめたので、参考にしてください

物価

近年、社会情勢やパンデミックなどあらゆる要因から、世界的に物価高が続いていますが、ハワイ州の物価はアメリカでもトップクラスで、もっとも生活費のかかる州として知られています。物価の違いは、旅行前だとなかなか実感を得にくいものですが、ハワイの物価はおおむね東京の物価より1.8~2倍程度とイメージしておくといいかもしれません(2023年4月現在)。

ちなみに、ハワイでの生活費が高い理由は、ハワイが海に囲まれた島々であるため、食料品や生活必需品の多くをアメリカ本土の定期便にたよっていることに起因しています。本土から入手しているものにはすべて輸送費が含まれているので、割高になっています。

人手不足によるサービスの品質低下


コロナ禍以降のハワイでは、恒常的に労働者が不足しており、とりわけレストランやホテルなどでは深刻なスタッフ不足の状態にあります。

ホテルによっては限られた人数で運営しているために、「客室の清掃が十分に行えない」「ゲストのリクエストに対し、迅速なレスポンスができない」「スタッフの対応がよくない」「予定時間にチェックインできなかった」などの事例が見聞されます。
レストランにおいても同様で、「オーダーをなかなかとりにきてくれない」「お料理の提供が遅い」「営業時間が頻繁に変更する」などが起こりがちです。

こうした状況はいずれ解決していくと思われますが、現時点の対策としては、利用前に口コミをチェックするのが有効。手間ではありますが、サービス面について同じような評価が並ぶ場合はスタッフ不足の可能性があるので、それを参考に利用の是非を検討してみましょう。

旅行者としては、こうしたトラブルは避けたいところですが、もし満足のいかないサービスがあっても個人的にとらえず、現状の社会背景によるものと解釈して、残りのバケーションをいかに楽しむかということに集中してみるのもおすすめです。

治安

ハワイは全米において治安の良い州として知られていますが、残念ながら、2022年以降はワイキキエリアでも犯罪率が上昇し、旅行者も被害にあうケースが発生しています。

ホノルル市がワイキキの安全施策を強化しているので、現在の時点ではそれほど心配する必要はありませんが、海外旅行で注意するべきポイントは必ず守るようにしましょう。

在ホノルル日本国総領事館の「安全の手引き(ハワイ安全マニュアル)」
100447491.pdf (emb-japan.go.jp)
には、ハワイ滞在中のよくある事例や対策がまとめられているので、渡航前に一読しておくのもおすすめです。